都市部では死亡事故が増加していたコロナ禍の交通事情。スピード違反は過失か?

コロナ禍により、

交通事故自体は大きく減少したそうです。

一つ前の投稿でも、このGWは高速道路での渋滞がなく、

死亡事故も起きなかったという

報道に接したと記載しました。

 

 

しかしながら、詳しく報道を見ていくと、

一般道では死亡事故が増えている地域もあるそうです。

 

 

今年の1月から5月7日までの統計で、

交通事故で死亡したのは、

愛知県は61人(去年より17人増)、

東京都は50人(去年より7人増)

とのことです。

愛知県では、3月と4月の人身事故が3割減ったようですが、

死亡事故での死者は、昨年同時期より4人増えたそうです。

 

 

 

なぜ、人身事故が減ったのに、

死亡事故という最悪の結果が増えたのか?

 

ここからは推測でしかないですが、おそらく

スピードの出し過ぎ、

交通量が少なくなったことによる気の緩み

ではないかと個人的に思います。

 

 

私もGWに、車に乗って県内移動のため

高速道路を走りましたが、

前後に車がいなくなる瞬間も多々あり、

道はとても空いていました。

 

 

一般道の交通量も、すごく少なかったです。

 

 

車に乗るということは、

不注意による事故のリスクを

織り込むことを意味します。

ヒューマンエラーをゼロにすることはできず、

だからこそ、任意保険がある、とも言えます。

 

 

ただ、スピードについては、

アクセルを踏むという、

ある種の「故意」が介在するわけであり、

不注意で事故を起こしてしまった

と言い切れるのか、

少しニュアンスが異なるように

思えるのは私だけでしょうか。

 

現行法令上、スピードの違反は、

原則として、民事の世界では、

「過失」を大きくする要素になる程度です。

 

過失が前提ですから、言い換えれば

「うっかりスピードを出してしまった」

という理解なのかな、

と個人的には整理していますが、

釈然としない側面があります。

 

 

法律の世界は、よーく考えると、

非論理的な部分があったり、

整合性が取れない部分があったりします。

 

もっとも、

法は世論で変わることがあります

 

裁判所で画期的な判決を求めるよりも、

別ルートから法改正に向けて取り組んだ方が、

適切な場合もあると感じることもあります。

 

あおり運転と同じですが、

スピード違反についても、

自動車自体にスピードリミッターを付けるとか、

厳罰化するとか、

そういったことをしないと、

コロナ禍で人身事故は減ったけど、

死亡事故は都市部では増える、

といったことがこれからも起きる気がします。

 

飲酒運転は、制度変更で大きく減少しました。

スピード違反も、同じだと私は感じています。

 

 

そういえば、

私が担当した死亡事故も、

たいていスピード超過があったか、

加害者は否定しているが

事故状況からはスピード違反がある

としか考えられない事例が多かったことを

思い出しました。

 

スピード違反も、

厳罰化を前提とした制度変更が必要だと

強く感じました。

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