第1回 弁護士コラム「弁護士の仕事・相談のタイミング」

弁護士の齋木です。第1回目のコラムは、
「弁護士の仕事・相談のタイミング」と題して、私たち弁護士の仕事を紹介します。

当事務所のお客様から、「今まで弁護士さんなんて会ったことがなかった」という声は、思いのほか多く耳にします。

最近は、テレビに出る弁護士も多くなり、一昔前に比べれば、弁護士という生き物は身近になったものだと思っていますが、一般の方にとっては、「弁護士」も「裁判」も縁のないことで、敷居の高さは、トップクラスだと思います。

実際、私も弁護士になる前までは、身近に弁護士がいなかったこともあり、敷居が高く、恐れ多いと思っていました。
このコラムが少しでも皆さまの参考になれば幸いです。

 

1 業務分野
 弁護士の仕事は、大きく分けて、個人のお客様向けのものと、法人・個人事業主のお客様向けのものがあります。

 個人のお客様向けの業務分野は、交通事故、離婚、相続、借金問題、不動産問題などを一般的な地方都市の弁護士は取り扱うことが多いと思います。

 法人・個人事業主のお客様向けの業務分野としては、その業種毎に必要とされる法律も違ってきますので、一概には言えませんが、会社法関連、労働法関連の法務は昨今、中小企業でも欠かせません。

 また、改正個人情報保護法が平成29年5月30日に施行され、今まで個人情報保護法の適用がなかった小規模取扱事業者(私たち弁護士の多くもこれに該当します)も、改正法では適用されることになったので、その点の知識・実務体制のサポートなどが急務となっています。

 

2 いつ弁護士に相談するか、いつ弁護士を使うか
 個人のお客様でも、法人・個人事業主のお客様でも、「いつ相談に言ったらよいのか最初はわからなかった」というお声をよく耳にします。

 私の個人的な意見にすぎませんが、「問題が起きたら弁護士に相談する」という方が大半を占めると思っています。
 しかしながら、この考え方では「問題」がすでに起きてしまっている以上、感情的な対立などがハードルとなり、起きてしまったその「問題」の解決に、多くの時間・労力・費用が掛かってしまうケースが散見されます。
 場合によっては、すでに問題を抱えている対立している相手方が、弁護士を雇っているケースもあります。
 お客様から相談を受け、実際に事件処理をしている中で、私は何度も、「問題」が勃発する前の「前兆」があったのだなぁと感じることが実際によくあります。
 この「前兆」には、さまざまなものがあり、言葉では表現しにくいのですが、私の経験上は、「なんとなく話がまとまらない感覚」「少しずつお互いの溝が深まっていく感覚」が、問題発生前に必ずあると思っています。
 言い方を変えれば、「地雷が埋まっているかもしれないが、踏まないかもしれない。まさか自分達が地雷を踏むことはないだろうと暗に期待している状況」とでも言いましょうか。

 実は、この段階で、相談に来ていただくことが重要だと当事務所では考えています。
 仮に、本当に、地雷を踏んでしまえば、大怪我をすることは避けがたく、手術が必要となり、きっと長期間入院をする、場合によっては生死も危うくなると思います。

法律問題も同じです。

 交通事故、離婚、相続などの問題も、地雷を踏んでしまうと、弁護士を雇って、裁判所で裁判をすることになります。裁判は年単位の時間を要することも決して珍しくありません。

 上場企業などの大企業は、法務部を要し、顧問弁護士に常時法律相談を行い、「問題」が発生する前の、「前兆」の段階で適切な対処をしているところが多いと思います。

 なぜかというと、法律問題の対処を一つ間違えば、裁判を行い、多くの時間と労力を割かれることを知ってるからです。

 

 個人の方でも、全く同じだと私たちは思っています。

 

 当事務所のお客様の中には、たった1時間の法律相談で、地雷を回避できた方々もたくさん見えます。
当事務所は、「法律相談は問題が起きてから」とは言いません。
 むしろ、「前兆」を感じたら、その後、どのような事態が想定できるか、何をしておくべきかをお伝えできます。
敷居は高くありません。案ずるより相談だと、当事務所では考えておりますので、お気軽にご相談ください。

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